家族に感じるストレスの原因と解消法
家族 ストレス
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一緒に住む家族は、生活の多くの時間をともにします。

その家族にストレスがあると、休まる気もなかなか休まりません。

この記事では、家族にストレスを感じる原因のリストとその解消法のシェアを行います。

家族のストレス 原因1:家事

家事を手伝わない父、旦那。家事をするのはいつも母、妻という構図は理不尽な時もあります。

みんなで住む家ですから、気づいた人が必要な時に家事をするのが自然なことです。

けれど、不動明王のごとく自分の席から動かないお父さん、旦那さんがいるのは悲しいことです。(※不動明王が不動でいるのは、良いものを守るためです。嫌なことを避けるために不動でいるわけではありません。不動明王様、ごめんなさい。)

男性陣の言い分としては、仕事に行ってるから疲れるということでしょう。やりたくもない仕事をして、家庭のために俺は頑張っているんだ!だから家事くらい頼むよ!という感覚です。

確かに仕事を外で頑張っているのですが、家で仕事をする人も頑張っているのです。

お互いに頑張っているなら、お互いに対等な目線で尊重し合うのが本来あるべき姿で、自然なことです。

しかし共働きでも、こうした感覚を持っている男性はいらっしゃいます。家事は女性がするもの、という価値観を根強く持っているのです。

男女ともに働いている家庭で、男性が時折の気まぐれでお皿を洗って「俺は皿を洗ったぞ!えっへん!」と威張って来たカウンターに、「こっちは毎日洗ってんだよ!!!シンク水びたしだし!!!やるならキッチリやってよ!!!」と怒り爆発、なんてこともお聞きします。

こういう男性は、「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」という固定概念の中にスッポリと入ってしまっています。

解消法として、家事を手伝ってくれない男性を変えようとする人がいますが、多くは失敗に終わります。

人を変えるのは難しいものです。

しかし、自分が変わる姿を見せると、不思議と人は変わることがあります。

以下のことを見直してみて下さい。

家事 ストレス

家事ストレスの根本的解消法

具体的な行動に落とし込む時は、自分がどうしたいのか、に目を向けましょう。

目の前のことに対処するだけでは、いつまでたっても防戦一方で、心にゆとりが出来ません。

一つ問題を解決したら、また次の問題が出てきてしまいます。これでは心が消耗してしまいます。

4つのリストについて、自分がどう思うか感じてみると、自ずとどのような行動を取るべきか指針が決まってくると思います。

家族のことを考えず、家事と自分自身の一対一の関係を前提に捉えてみて下さい。

  • 理想の家事のやり方
  • 絶対にやりたくない家事のやり方
  • 家事に喜びを感じるか
  • 家事にストレスが溜まる理由は何か

家族のストレス 原因2:散らかされる

家事と結びつくところでもありますが、家族の誰かが整理整頓できていないことにストレスを感じる方もいらっしゃいます。

出したものは出しっぱなしで、片付けることが出来ない人が家族の中にいるかもしれません。

ダイニングがゴチャゴチャしていると、食事に行く度にストレスが溜まってしまいます。

散らかす家族本人はあまり気になっていないのでしょう。

この解決策は以下のとおりです。

散らかす家族にまつわるストレス解消法

  • 片っ端から片付ける
  • 散らかっている空間と関わらない

散らかっている全てが気になるのなら、片っ端から片付けることになると思いますが、あまり現実的ではありません。

また、散らからないような工夫をしても、その工夫を使われなければ意味がなくなってしまいます。

例えば新聞をテーブルに置きっぱなしにされたくないので、新聞置き場を作ったとしましょう。

けれど、家族の人は新聞をテーブルで読みたいはずです。それをテーブルに置き忘れて散らかってしまいます。

ですので、自分のプライベート空間を決めてしまいましょう。

ここからここまでは綺麗にする場所。

この時間のこの場所は綺麗にする場所。など。

自分のプライベート空間だけ、自分の好きなようにするのです。綺麗にしても良いし、汚しても良いと。

例えば、自分の布団やベッドだけは綺麗にしておくなど。

共有スペースは自分だけのスペースではないので、プライベートなスペースを綺麗にするという発想です。

共有スペースに自分だけの価値観を強制してしまうと、かえってトラブルを生んでしまいます。

時折、散らかっているものは捨ててしまえ、という考えもお聞きするのですが、家族であれ他の人のものを勝手に捨てるのは、人のプライベート空間を滅茶苦茶にしてしまうのと同じですので、控えた方が良いでしょう。

それが元で喧嘩になったら、さらなるストレスになってしまいます。

家族 食事

家族のストレス 原因3:食事の時間

家族とともに暮らしていたら、食事をともにします。

次のような家族がいることで、ストレスが溜まる原因となってきます。

  • テーブルマナーが悪すぎる
  • テーブルマナーに厳しすぎる
  • 決まった時間に食事を取らないといけない
  • ダイエット中な事を顧みない食事
  • 食事の時間を利用して嫌な話題を持ち出してくる
  • …etc

食事は家族とゆっくりと一緒に過ごす数少ない時間です。

この時間に嫌な話題が出たり、自分の弱みを疲れたりすると、食事の時間はとても嫌なものに変わってしまいます。

食事のマナーのストレス解消法

  • マナーという価値観を見直す
  • 食事の時間をずらす

マナー(manner)とは「方法」という意味です。

食事の食べ方なのですね。ですので、基本的にどのような食べ方であっても構いません。

けれど、世間には美しいとされるマナーがあって、ケーキの食べ方のマナーや、お椀の持ち方、肉の切り方など様々なマナーがあります。

このような厳格なマナーがあるのに対して、音を立てて食べない、自分の口をつけた箸を使って共有する器から取らない、などの緩やかで暗黙のルールのようなマナーもあります。

食事のマナーを守りたい人にとって、マナーを守らない家族との食事はストレスになります。

すぐにストレスに対処したい場合は、食事の時間をずらしましょう。

根本的なストレス原因の対処法としては、自分が持っているマナーの価値観を見直すことです。

価値観や固定概念は、何かを基準として形成されます。

自分が何を基準にしているのかを見直すことで、取るに足らないことにこだわっていたと気づく時もあれば、絶対に守りたいものを守っていただけだったと気づくことでしょう。

取るに足らないものだったのなら、それを手放してしまえばストレスはぐっと減ります。

絶対に守りたいものであったのなら、その気付きがストレスの軽減に繋がります。それは守り通した方が良いものです。

食事での会話のストレス解消法

家族と食卓を囲んでいると、必ず訪れる会話の機会。

食事中に嫌な話題を出されると、これが苦痛で食事をしたくなくなることも。

テーブルマナーのときと同じように、すぐにストレスに対処したい場合は、食事の時間をずらしましょう。

しかし根本的な解決に必要なのは、自分の弱さを受け入れること

参考:『孤独が嫌なら弱くなればいい

上の記事は孤独についての記事ですが、自分が嫌だと感じることは、自分の弱みであることが多く、弱みを受け入れていない時に嫌だと感じます。

食事中にお金の話や、結婚の話、仕事の話をされたくないという思いがあるのなら、それは自分の弱みということ。

人間なのですから、弱いところがあっても全く不思議ではありません。むしろ弱いところがあるからこそ、人間らしいと言えるくらいです。

「私、弱みを持っていますけどそれが何か?」くらいの開き直りも大切です。

食事中に皮肉や嫌味を込めて弱みをついてこられるのは、気持ちいいものではありません。

けれど、自分の弱みをそれだけ家族は見てくれているということで、弱さを受け入れるチャンスでもあるのです。友達関係でそこまで痛烈に私たちの弱みを話題に出して露呈してくれることはないでしょう。

ただし、弱みを持っているということで、優劣が決まったりはしません。

参考:『優越感と劣等感は幻想。優劣の価値観の無意味さについて(記事作成中)』

食べ物の好き嫌いを責められるストレス解消法

お酒を飲みたくなかったり、嫌いな食べ物は誰にだってあるものです。

それを家族に強要されるのはストレスになります。

好き嫌いは自分の弱みにもなりますので、自分の弱さを受け入れることを進めていくことが対処法になります。

家族のダイエットへの無理解で生まれるストレス解消法

ダイエット中は、家族との食事が大きく異なります。

心配したご両親から、「しっかり食べろ」と言われるかもしれません。

でもこちらはダイエット中で食べる訳にはいきません。

また、協力して欲しいのに、兄妹がダイエット中に新発売のお菓子や食べたかったケーキを目の前で食べるなどをされると、ストレスが積もってしまいます。

こうした状況の解決策として、

  • ダイエット期間を伝えて協力をお願いする
  • ダイエットに前向きに取り組んでいる姿を見せる

という方法があげられます。

期間を伝えてその期間中は「食べろ」と言わないようにお願いしてみます。期間が決まっていたら家族も安心するでしょう。

また、いきなり食事が変わると心配してしまうかもしれませんので、徐々に食事を変えていきましょう。これは自分の体にとっても良いことです。

無理なダイエットをしていなくて、前向きに取り組んでいる姿を見せることで、家族も安心して、口出しは減るでしょう。

しかしそれでも協力してくれない時は、根本的な解決をします。

決意を固めることです。

絶対にやり通すと決めていれば、外野の声は耳に入ってこなくなります。

プロゴルファーが、ボールを打つ際に周りの音が聞こえなくなるような感覚です。

ダイエットにしても、自分でやると決めたのなら、人からなんと言われようと変える必要はありません。

自分の意志をどれだけ尊重できるか、にかかってきます。

参考:『どれだけ自分を大切にしていますか?(執筆中)』

家族の断食への無理解で生まれるストレス解消法

プチ断食や酵素断食が流行っていますが、断食への家族からの理解を得るのは難しいでしょう。

「しっかり食べないといけない」と思っているからです。

対処法としては、

  • 断食道場を利用する
  • 断食中はホテルに泊まる

ということが挙げられます。

出来るだけ家族と離れて行いましょう。

家族 ベジタリアン

家族のベジタリアンへの無理解で生まれるストレス解消法

今まで動物肉や魚肉を食べてきた人が、肉食をやめると、家族はタンパク質が摂れないからやめなさいと言ってきたりします。

私の友人で、肉魚介アレルギーで小さい頃から肉を食べれなかった人がいるのですが、栄養失調の問題など全く無く、元気にしていました。

会うと少し見上げるくらいで、身長は170センチをゆうに越えています。

ベジタリアンで元気に生きている人の事例を見せる、ことが一つの解決策になります。

ただし、食事は自分で作る必要があるかもしれません。何人ものご飯を作っているのに、一人分だけ肉を抜くというのは面倒くさいものです。

また、目の前で肉を残されるのを見るのも、作った家族からしたら悲しい思いをしてしまいますので、初めから食べないなどの工夫をしましょう。

また、ベジタリアンになると宗教に入ったのかと言われることもあります。

動物をあやめることと植物をあやめることと、同じ生命じゃないか!と言われたり、説明しようとすると複雑になりがち。

ですので、ベジタリアンのことを周囲に理解してもらうための記事を書きます。

参考としてご一読下さい。

参考:『ベジタリアンを理解してもらうポイント(執筆中)』

家族のストレス 原因4:宗教

宗教は家族の対立を生む大きなパワーを持っています。

しかし、これを根本的に解決するには、以下の言葉を引用することで十分でしょう。

宗教にまつわる家族間のストレスを根本的な解消法

以下に、宗教にまつわる争いに関するダライラマ14世の言葉を引用します。

“Love and Compassion are the true religions to me. But to develop this, we do not need to believe in any religion.” ― Dalai Lama XIV
(私にとって、愛と慈悲が正しい宗教です。しかし愛と慈悲を育むには、どの宗教も信じる必要はありません。)

“We can reject everything else: religion, ideology, all received
wisdom. But we cannot escape the necessity of love and compassion….
This, then, is my true religion, my simple faith. In this sense, there is no need
for temple or church, for mosque or synagogue, no need for complicated
philosophy, doctrine or dogma. Our own heart, our own mind, is the temple.
The doctrine is compassion. Love for others and respect for their rights and
dignity, no matter who or what they are: ultimately these are all we need.
So long as we practice these in our daily lives, then no matter if we are
learned or unlearned, whether we believe in Buddha or God, or follow some
other religion or none at all, as long as we have compassion for others and
conduct ourselves with restraint out of a sense of responsibility, there is
no doubt we will be happy.”
(私たちはその他すべてのことを拒絶できます。宗教やイデオロギーや、全ての一般的に受け入れられた知恵など。しかし、私たちは愛と慈悲の必要性から逃れることは出来ません。それゆえ、私の真の宗教は、私のシンプルな信条になります。この意味で、寺院や教会、モスクやシナゴーグ、複雑な哲学や教理や教義は必要ないのです。私たち自身のハート、私たち自身のマインドが、神殿なのです。教理は慈悲です。他者がどんな人であれ何者であれ、愛し、権利と尊厳を尊重するのです。究極的には、これらが私たちの求めている全てです。私たちの日常生活においてこれらを練習していたら、教養があってもなくても、仏陀や神、あるいは他の宗教を信じていてもあるいは全く信じていなくても、他者への慈悲を持ち、責任感をもって実行することで、間違いなく私たちは幸せになるでしょう。)

宗教は本来、争いの原因となるものではないのです。

家族のストレス 原因5:タバコ

家の中での喫煙、また外ですったとしてもタバコは匂いを引き連れてきます。

匂いがもとで咳や体調不良に繋がるので、家族の喫煙がストレスの原因になることがあります。

家族の喫煙で生まれるストレス解消法

具体的な手段としては以下の2つが挙げられます。

  • 空気清浄機の導入
  • 空気を綺麗にするスプレーの導入

まずは、自分が過ごす空間に空気清浄機を導入しましょう。

それから、その空間やニオイがついてしまった服に空気清浄効果のあるスプレーをかけましょう。エス・ポワールさんが扱われている”アミスティー“がオススメです。私たちのサロンではお香を玄関で炊いてお迎えをしたり、ヒーリングやセミナー中にお香やアロマを使うことがありますが、アミスティーをかけると香りがすぐにナチュラルに収まります。

もし可能なら、アミスティーを喫煙されたご家族に渡して、ファブリーズのように使ってもらえたら良いと思います。

家族 仕事

家族のストレス 原因6:仕事

家族の仕事で生活のリズムが崩れることでストレスになります。

会社勤めと違い、自営業は就業時間が一定でないことが多いです。

そのため帰りの時間が読めず、待っている家族に迷惑をかけてしまったりします。

また、休みの予定だったのに急な仕事が入ってしまうことも。

せっかく作ったご飯を食べてもらえないこともあります。

家族の自営業から来るストレス対処法

自営業をしているご家族の人中心の生活から脱却する。

自分以外の人に合わせて何かをしようとすると疲れてしまいます。

なので、自営業で働いている人の都合ではなく、自分が何をしたいかを基準にして動きましょう。

ご飯だって、自分が食べたいと思ったものを作ったり、作りたかったものを作ったりします。

もし家族が休めなくなってしまった時、楽しみが自営業の家族と遊びに行くことだけだとショックは大きいものになりますが、やりたいことや楽しいことが一杯あるのなら、それは自分のやりたいことをできる時間に変わるわけです。

日頃から自分を大切にして、瞑想をしてインスピレーションを受け取るなどをしていると、楽しいことが何なのか見つけられるので、こうしたストレスからフリーになれます。

楽しいこと、打ち込めるものが良くわからない場合はこちらの記事をご参考下さい。『人生の不安。打ち込めるものが無くなり迷った時に

家族の帰りが遅くて溜まるストレスの解消法

家族の帰りが遅く、ほとんど一人きりの生活をしていると、まるで一人で暮らしているような感覚になってしまいます。

朝7時に家を出て帰りは21時、お休みは日曜日だけ、という状況だと息も詰まります。

まるでお手伝いさんのような気分になる時もあるかもしれません。

家族の帰りが遅くて溜まるストレスの根本的な解消法は、自営業の家族がいる家庭と似ています。

自分の楽しみを見つけるということです。

家族中心の生活スタイルではなく自分中心の生活スタイルを作っていくと、いざという時に必要となる経済的自立もスムーズに進みます。

趣味でもお仕事でも良いので、打ち込めることを探してみましょう。

家族がニート・無職で溜まるストレスの解消法

ご近所づきあいのある地域では、家族の誰かが働きに出ていないと、すぐにそのことが広まってしまいます。

「〇〇さんのお宅の☆☆さんは無職らしい」と。

家族にとってはストレスになることもあります。

また、働かずに家で怠けている家族をみて、世の中の理不尽さにストレスが溜まるかもしれません。

このストレスの根本的な解決策は以下になります。

家族が無職・ニートで生まれるストレスの解決策

まず、どうして家族の一人が無職・ニートであるのかをしっかりと理解していないケースが多いと思います。

人は、人の取る行動の理由を理解せずに、自分の価値観で決めつけてしまいがちです。

無職・ニートを選んでいるには理由があるのです。

その理由がわからない場合は、家族間のコミュニケーションが不足しているかもしれませんので、深くコミュニケーションを取ることが大切です。

参考:『家族とのコミュニケーションを上手に取る方法(執筆中)』

家族 病気

家族のストレス 原因7:病気

家族が病気だと、その病気について気にかけなければならず、ストレスを感じますが、病気になってしまった家族もまた、家族に迷惑をかけていると自分を責め、ストレスを溜め込んでしまいます。

  • 糖尿病
  • 自閉症
  • 自律神経失調症
  • パニック障害
  • 認知症
  • 発達障害
  • 引きこもり

など、様々な病気が私たちのストレスの原因となります。

これらで生まれる根本的な解決策は次の3つです。

家族の病気から生まれるストレスの根本的な解決策

  • 病を治す
  • 心の平穏を確保する
  • 受け入れる

まず第一に考えることは病を癒すことです。一般的に効果的と言われている方法だけでなく、あらゆる可能性を探ります。

今試している方法にこだわらず、別の方法も同時に探ります。

そうはいっても、病気の家族を支えながら治療法を探すのは、精神的にも肉体的にも非常にハードなことです。

ですので、自分のケアをしっかりと行う必要があります。

ケアの方法は第二の方法で、心の平穏を取り戻し、確保する、ということです。

参考:『心の平穏を取り戻す方法

参考:『心の平穏を確保する方法(執筆中)』

第三には、人を受け入れるということです。

どんな状態であれ、どんな病状であれ、家族を受け入れて愛することで、ストレスは激減します。

参考:『価値観は押しつけず、受け入れると上手くいく。(執筆中)』

家族のストレス 原因8:介護

介護は、自分の行動の自由を制限するため大きなストレスを感じる方もいらっしゃいます。

介護のストレスで甘いものを食べすぎてしまい、ずっと胃が重たいという方もいらっしゃいます。

家族の中にご老人がいると、若い人が介護をする時もありますし、ご老人夫婦の老々介護の時もあります。

介護の際に感じるストレスの解消法をいかにシェアしていきます。

家族介護のストレスの根本的な解消法

家族の病気のときと同じように、「心の平穏を確保」することと「受け入れる」ことは良い解消法です。

また、他の方がどのように介護をしているのかを知ることも良いことです。

介護というと一人でするものではありますが、他の方がどのようにされているかを知ることで、随分心が軽くなることもあります。

こちらの書籍では介護をされた方のお話を読むことが出来ます。読んでいて心が温かくなった本です。

家族 ご逝去

家族のストレス 原因9:ご逝去

家族がいなくなることで感じるストレスは、言葉で言い表せないほどのものになることもあります。

例え日常生活でちょっと鬱陶しいな、と思っていたとしても、ずっと一緒に暮らしてきた家族が亡くなると大きな喪失感があります。

このストレスに対応する方法は以下の通りです。

ご逝去によるストレスへの対応方法

  • 時間が経つのを待つ
  • 悲しみを抑えつけない
  • 新しい人間関係を作る

時間は私たちを癒してくれます。

この時間を過ごす時、家族がいなくなった悲しみを隠さないことが大切です。悲しい時は流れるだけ涙を流しましょう。涙は悲しみを洗い流してくれます。

無理に元気でいようとする必要はありません。自分の感じていることに向きあい真正面から受け入れてあげます。

そして、必要であれば新たな人間関係を作ることです。

亡くなった家族が、その人が持っていた役割の代わりとなるように、見えない所から新たなご縁を導いてくれるかもしれません。

肉体から離れ目に見えない世界に移ったとしても、私たちは永遠の存在なので、見えない所で生き続けているのです。

家族のストレス 原因10:日常生活

家族と生活をする中で、何気ない出来事がストレスになることがあります。

  • 生活音(掃除・洗濯など)

日曜日の朝に寝ていたいのに、掃除や洗濯が始まって、うるさくて寝ていられないということもあります。

あるいは、家族の声が甲高かったり、特異な声で、イライラしてしまうこともあるでしょう。

また、定期的に巡ってくるタイミングなどでストレスを感じることも。

  • 里帰り
  • 臨月の里帰り・出産

こうした事柄のストレスへの対処法は以下のとおりです。

生活音のストレス対処法

出来れば、家族の生活リズムと合わせてしまうことが良いでしょう。

それが難しい場合、どうしてもこの日は自分のペースで過ごしたい日に、家事をやるから置いておいて欲しいと頼みましょう。

ご飯の準備や、洗濯、掃除をやってみるのも良いことです。

また、スマートフォンなどから出る音がうるさい場合は、イヤフォンを渡してそれを使ってもらうなどの工夫も良いですね。

家族の声で溜まるストレス対処法

電話の声や話し声がうるさくて眠れない時は、翌日その旨を家族に伝えましょう。

外で話してもらうか、小さい声で話してもらいましょう。

また、家族の声質が特異だったり、あまりにネガティブなことばかりを言われる精神的に参ってしまいます。

声質については受け入れていくことが必要になります。その声質が嫌いな理由が、自分の弱みである可能性があります。

甘えたような話し方が嫌いな場合、自分の中に、人に甘えてはいけないというブロックがあったりします。

また、ネガティブなことを言われて精神的に参ってしまうのは、元々自分に余裕が無いのが根本原因です。

余裕があれば、どんなにネガティブなことを言われても「そうなんだ。」と思うくらいで何にも気になりません。

一度引用しましたが、心に余裕を持つ方法は『心の平穏を確保する方法(執筆中)』をご参考下さい。

家族 里帰り

里帰り出産でのストレス対処法

妊娠中で辛いのに、母親から「私はもっと大変だった!」と言われ休ませてもらえないこともあります。

また、帰りたての頃は久しぶりに会えた嬉しさから、優しく前向きな会話が繰り広げられていたのに、慣れてくると粗を見つけて「ここを直した方がいい」「ああした方がいい」とおせっかいを言われることも。

家族の不理解でイライラしてしまったり、涙が止まらないことも。

まず、里帰りをせずに出産をする方法を探しましょう。

理解してくれない家族の元にも絶対に帰らなければいけない、という決まりは無いのですから、自分がどのように生きていきたいのかを明確にしていきましょう。

悲しみや窮屈さではなく、喜びや解放感を持った人生を生きるにはどうしたら良いのか、を考える時が来ているのかもしれません。

家族のストレス 原因11:不仲

家族間の不仲もまたストレスとなります。ストレスが溜まる原因は以下のようなものがあります。

  • 命令してくる
  • 理解してくれない
  • 両親の喧嘩・不仲

父親

  • 頑固
  • 封建的
  • 家父長制度

母親

  • うるさい
  • 子供をコントロールしようとする

兄弟姉妹

  • 周りの人から比較対象になる

祖父母

  • 価値観の差
  • 介護

子供

  • 受験
  • 浪人
  • 思春期
  • 不登校
  • インディゴチルドレン

彼氏/彼女/配偶者の家族

  • 緊張して息抜きできない
  • 義母、義父の価値観

夫婦間のストレス。

  • 価値観の不一致
  • 夫婦喧嘩
  • 離婚のための経済的自立

ここからは、これらのストレス解消法をのせていきます。

親(父・母)との不仲で生まれるストレスの解消法

親は、様々な理由があって子供に命令をしたり、子供の考えを否定したり、コントロールしようとしたり、褒めたりします。

このストレスを解消する根本的な方法は、ブレない自分になること。スピリチュアル的に言うと「グラウンディング」することです。

参考:『グラウンディングでブレない自分を作る方法

また、両親が自分のことを認めてくれず、理解してくれない時は、どうして認めてもらう必要があるのか、を見直してみましょう。

参考:『人に理解してもらえない時に見直したいこと(執筆中)』

この他に、両親がよく喧嘩をしていると、家庭に気まずい空気が流れてしまいストレスが溜まります。この場合は、その場を和ませる一言を言ってみたり、正直に両親に喧嘩をしないで欲しいと伝えてみたりすると良いでしょう。

こればかりは当人の問題なので、あまりにストレスになるならば家から出ることを考えて良いでしょう。

兄弟姉妹が原因で生まれるストレスの解消法

学校や会社、友人関係、などにおいて、自分と兄妹との関係がわかると、しばしば比較されるようになります。

いつもいつも兄妹と比較されるのは、じわじわとストレスになるもの。

全く別の人間なのに、必ずセットで考えられたりします。兄妹の年収がいくらだとか、もう結婚したとか、子供は何人とか。

常に周囲の人達の基準で決めつけられ続けるのは精神的にも大変です。しっかりとグラウンディングをしましょう。

そして、兄妹と比較さるされないに関わらず、他人に依存せず、自分が満足できる人生を送ることです。

孤独になるというわけではなく、自分の意志で人生を動かしていく、ということなのです。

そうすれば、人からの評価がいかに自分の本当に送りたい人生と関係のないことで、それに取り合っていることがエネルギーの無駄遣いであることに気づけます。

そして、自分というブランドを創り上げるのです。兄妹と比較されるも一興、されないのもまた一興になります。

祖父母との関係で生まれるストレスの解消法

介護で生まれる場合は、上に書きました「介護」の記載箇所をご覧ください。

家族にご老人がいる時によくあるのは、世代間の価値観のギャップです。頭が固くなっていると、なかなか新しい価値観を受け入れるのは難しいもので、祖父母と子供の両方にとってストレスになります。

このような場合は、「これはこうあるもの」という固定概念が邪魔をしてしまって、新しい考え・古い考えを受け入れられないことが多いのです。

どちらも種類は違えど同じ”考え”として、押し付けずに、お互いの価値観を大切にしましょう。

強く価値観を押し付けられて嫌な感じがしたら、「この話はやめておこう」などと会話をやめることを告げて、その場から一度離れましょう。

子供 ストレス解放

子供との関係で生まれるストレス解消法

まずは、「こうしなさい、ああしなさいと」と言わずに、全てを受け入れること。

それからインディゴチルドレンと言われるような、全く同じ人間とは思えないような発想をする子供もいます。

不登校やタブーをおかしてしまうなど。それもまた、今までの固定された価値観を壊していくプロセスなのです。

例えば不登校ですが、ただ学校に行きたくないわけではなく、その理由として自分の人生と関係ないことを学ぶことに、もう耐えられない子供もいます。

算数の考え方は役に立つんだよ、と諭されたりしても、算数以外だって論理的な考え方を学ぶことが出来ることを、無意識の内に知っているのです。

学校に行く意味を見いだせないけれど、それを大人が納得できるように説明できないのに強く追及されると、心を閉ざしたり、引きこもったりしてしまいます。

既にご紹介していますが、『価値観は押しつけず、受け入れると上手くいく。(執筆中)』をご覧ください。

その他参考:『インディゴチルドレンの不登校について(執筆中)』

彼氏/彼女/配偶者の家族が元で溜まるストレスの解消法

パートナーのご両親やご兄妹ということで、親しく接して良いのか、目上の人のように敬って良いのかなど、どのように接すれば良いのかについて、普通の人間関係以上に気を使うため無意識の内に気を張ってしまって、ストレスが溜まりがちです。

パートナーの家族と接する時にストレスがたまるのは、自分を演じようとするからです。

いつもの自分ではない自分になろうとすると、ストレスが溜まります。

人を尊敬する心を忘れない限り、どのような行動をとっても嫌われることや、喧嘩になることはあまりありませんので、相手の家族を尊敬する心を忘れず、いつも通りの自分で気を楽にして接していきましょう。

旦那/妻が元で溜まるストレスの解消法

価値観の不一致、夫婦喧嘩、離婚のための経済的自立の必要性などがあると、パートナーの間でストレスが溜まります。

結婚式前の準備や、その正反対にある離婚調停には大きなストレスがかかってきます。

そのストレスの要因はかなり広範に渡りますので、参考記事『旦那/妻が元で溜まるストレス(執筆中)』内にてまとめていきます。

家族のストレスによって出る症状

心と体はつながっているので、あまりにストレスが溜まると体に症状が現れることがあります。

毎日接する家族のストレスから症状が出るということは、赤信号です。そのストレスが毎日かかってしまうからです。

頭痛、鬱、腹痛、吐き気、過呼吸などに悩ませられる方もいらっしゃいます。

体に症状が現れたら無視せず対処する必要のあるサインです。

これくらい普通のこと、と頑張ると体に無理をさせてしまうことになります。

根性で乗り切ろうとせず、適切な対応をしていきましょう。

家族のストレスによって出る症状の対応法

対応方法は以下の4つが考えられます。

  • 病院
  • 家族と距離を取る
  • 瞑想
  • ヒーリング

まずは出ている症状を抑えるなら病院に行き、薬を処方してもらいましょう。

その後で、根本的な原因解決に向かいます。薬では症状が収まらなかった、ということを経験されたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

まずはストレスの原因である家族と距離を取ります。精神的に落ち着ける方法を自分なりに探して選択します。

もしその方法がはっきりとしなければ、一度落ち着いて正しい判断ができるように瞑想をします。方法については『瞑想のやり方まとめ。』をご覧ください。

また、ヒーリングを受けると、癒しが促され、家族によって生まれるストレス対処法がどんなものなのかが、内面的にも外面的にも明確になっていきます。ヒーリングについては『ヒーリングとは何か』の記事をご覧ください。

家族 ストレス 解消

全てに効果的な家族のストレス解消法

原因とは関係なく、ストレスの解消につながる2つの方法シェアさせていただきます。

解消法1:一人暮らし・家を出る

現実的な切り札となる方法です。

家族と一緒に暮らしていくことがあまりにストレスならば、一人暮らしや家から出ることを考えてみても良いでしょう。

経済的なところで困難を感じる場合は、家族のストレスか、経済的自立をする行動を取っていくか、どちらかの選択を取る必要があります。

注意すべきなのは、頭で考えるとお金の影響力が強すぎるというところ。

なんでもお金で考えてしまいがちですが、心で本当に何をしたいのかをしっかりと見つめてみましょう。

人の中には、「本音の自分」と「”こうすべき”と命令する我の強い自分」の2人の自分がいます。

本音の自分を無視すると、ストレスの根本的な解決から離れていってしまいます。出来るだけ本音の自分の声に耳を傾けてあげましょう。

もしお金だけが問題なのなら、逆に言うと、その問題をクリアするだけで、家族のストレスから解放されるということ。

現段階でまだ実現できないにしても、一人暮らしor家を出るプランをたててみましょう。

もちろん、一人で考え込まず、借りられる力のすべてを借りて、本音の自分が持つ希望の現実化に全力を注ぎます。

解消法2:価値観を変える

ストレスは、価値観次第で生まれたり生まれなかったりします。

同じ環境にいても、ストレスが溜まる人と、溜まらない人がいるのは、そのためです。

自分の価値観を変えられれば、ストレスを根本的に解決することになります。

現状に甘んじて諦めるということではなく、ストレスを感じている自分の価値観を根本的に見直すということです。

参考:『自分の価値観を変える方法(執筆中)』

まとめ

多くの家族にまつわるストレスは、少し偏ったウィークポイントになっている思考と感情によって生まれるものが多くあります。

自分の弱いところを見つめる覚悟があれば、根本的な解決は間近です。

家族関係は、自分を大きく成長させ、日常をもっと楽しくて喜びあふれるものに変えるきっかけとなる可能性が非常に大きいです。

稀な機会を活かし、自分にとって1番良い形の家族関係を築いていくことが出来ますように。