人から批判されると私たちは落ち込みます。
いいことをして批判されることもあれば、ちょっと失敗して批判されることもあります。
どちらにしても批判されれば、辛い気持ちになります。
そんな時に立ち直る根本的な方法のご紹介です。
人の気持を理解する
なぜ批判されるかというと、批判する人が私たちの言動が気に入らないからです。
たったそれだけの理由で批判をします。
「普通はこうでしょ!」とか「甘えるな」と言ったり。
こうした批判から立ち直るのに、批判で対抗しても解決しませんが、やられっぱなしでも解決しません。
ネガティブな批判をする人の気持を理解することで、根本的な解決へ近づきます。
相手がなぜ批判するのか分かれば、随分スッキリとし、落ち込んだ所から立ち直れます。
批判の根本にある恐怖
ほとんどの人はその人固有の価値観を持っています。
その価値観から外れたことに遭遇すると恐怖を感じるので、攻撃的になりがちです。
「〇〇しなければならない」、「〇〇するのが当たり前」という価値観を守るために、批判して攻撃します。
批判する人もまた、怖がっているのです。
実は、批判された人だけが辛いのではなく、批判する人も辛いのです。
でも、批判されると傷つき落ち込みます。
立ち直るために必要なのは、「自分の本心」を知ることです。
自分の本心を知る
心で感じている本音は、人のネガティブな意見や批判によって揺らぐことはありません。
批判されて傷つくのは、自分が自分の本心から遠ざかった時です。
- 本当にやりたいことが、無理なだと思ってしまった時
- 恥ずかしいことだと思ってしまった時。
- 信じていたものが、正しくなかったのではないかと信念が根底から覆されたとき。
- 自分自身に正直でいなかったり、遠慮していたとき。
などがありますが、共通するのは、頭で考え過ぎることです。
心は揺らがない本音を保っています。
心は、自分以外の人が入れない、絶対不可侵の完全なプライベート空間なのです。
本心を信じていくと、批判から立ち直り、また動き出すことができます。
ただ私たちは、自分の本心をあまり分からずに生きている時間の方が長くなっていますので、本心を知る必要があります。
本心を知る深さやスピードは、アデプトプログラムの後でより深く早くなっていきますので、ご自分のためにプログラムを受ける時間をとっていただければと思います。
本心を知らず、何気なく生活をしていると、心配事やイライラに左右された思考が先に動いてしまいがちです。心配やイライラのパワーは荒々しく強烈で印象が強いためです。
依存を認める
ネガティブな感情に左右されていると、自分以外の人が発した意見への強い依存を生みます。
心配やイライラに左右されているので、人からの批判も気になって真に受けてしまいます。
ネガティブな批判について長い時間考えてしまい、悩まされます。
自分の思考をネガティブな批判を基準に働かせると、当然ながら辛くなります。
心と頭が別々の方向を向いた状態を元に戻すため、まず依存している事を認める必要があります。
依存していることが良いとか悪いとか決めて、新しい価値観を作る必要はありません。優劣の価値観に価値はありません。
余計に心の声を聞きづらくしてしまいます。ただ認めるだけで十分です。自然と時が来たら手放されます。無理はしなくて良いのです。
心との断絶状態を解消する
人からの批判に自分が揺れている場合は、自分の心の声と断絶状態にあって、ほとんど頭で考えています。
瞑想して思考を落ち着け、心の声を聞ける環境を整えてあげましょう。
自分を大切に。「天上天下唯我独尊」とお釈迦さんもおっしゃっています。
批判から自然と立ち直っていくことが出来ますように。