人と自分を比べて、自分の至らなさに落ち込んでしまうことは誰しもあることです。
しかし、落ち込みたくて落ち込んでいるわけではないのも事実。
人と比較し劣等感を感じやすい人には、そういう癖がついてしまっただけなのです。
この思考の癖を改善する方法をご紹介したいと思います。
人と比べるのは悪いことではない
人と比べたことで落ち込んだ経験があると、人と比べることは良くないことと思ってしまう傾向にありますが、人と自分を比べるのは悪いことではありません。
誰1人として同じ人なんていないのですから、人と違いがあるのは当たり前で、違いを感じるのは自然なことです。
大切なのは、どういう意識で自分と人を比べているのか、ということです。
不足感を感じていませんか
人と自分を比較することで、自分のダメなところを探そうとする癖がついていませんでしょうか?
特にfacebookやtwitterなどSNSを当たり前に使うようになってから、起きている間中ずっと自分と他人を比べてしまい、疲れているかもしれません。
悲しいことに、この比較の先にあるのは不足感・劣等感・自己否定なのです。
「欠乏感や不足感を抜け出して幸せになるには」の記事では、不足感を抜けだして幸せになる方法を紹介していますが、劣等感を感じたり、自己否定をしてしまう場合も、意識を変容させて思考の癖を改善してあげる必要があります。
劣等感・自己否定の意識を変容させる方法
大前提として、劣等感や自己否定をする方は、なりたい自分の理想像を持っています。
その理想像と今の自分とが離れているので、劣等感や自己否定を感じます。
しかし、なりたい自分になろうとしている最中なのだから、まだそうなっていないのは当たり前のことなのです。
例えばまだハイハイをしている赤ちゃんがいるとします。立ち上がりたいと思っても、なかなかうまく立って歩けません。
しかしだからと言って、歩けている大人と自分を比べて劣等感を感じたり、自己否定したりはしません。
なぜかというと、価値観がないからだと思います。
価値観から抜け出す
- 勝った人は優れていて、負けた人は劣っている。
- 出来ている人は偉くて、出来ない人は取るに足らない。
優劣の価値観を持っている時は、何が良くて何が悪いかを、自分なりの基準で決めています。
でも、優劣の価値観は本当は必要ないのだと思います。
例え自分が出来ない人だったとして、この先の未来で出来る人になる可能性は十分にあります。今負けていても、そのうち勝つ可能性はあります。
勝っていても負ける可能性はありますし、出来ていることは誰だって続けられて、今出来ていないことにチャレンジしたくなります。
優劣の価値観を持っていても、起こりうる可能性に変化はないのですが、視野は極端に狭まってしまい、劣等感を感じやすくなり、幸せと離れてしまいます。
ですので、価値観を基準にせず、自分の心でいいなと思ったことを基準にしましょう。
こうなりたい!という想いを大切にする
まわりにいる人はあなたと違う人ばかりです。
仕事が出来る人もいれば、美しい人、センスの良い人、優しい人、器の大きい人、面白い人、賢い人、マイペースな人など、色んな人がいます。
そうした人と自分を比べたら、殆どの部分が自分と違います。
人との違いに落ち込む前に、自分がどうなりたいのか、を決めましょう。
大切なのは、他人と自分の差で生まれる優劣感ではなく、「なりたい自分」をとことん追求すること。
自分を第一に優先しましょう!
そしてあなたがそうなりたいと思ったのなら、他の人と比べて優劣をつける必要はありません。
自分が納得行くまで、こうなりたいと思えた状態を追求すれば良いのです。
その追求に自分以外の人は関係ないことなのです。
やりたいことをやる!
本当にやりたいことを追求し始めると、他人と自分に優劣をつける必要も薄らいでいきます。
自分のやりたいことの追求で忙しくて、自分と他の人の優劣なんてどうでもよくなってしまいます。
やりたいことに集中するので、「なんで自分ばっかり!」と人をねたむ必要もなくなります。
あなたの人生の主人公はあなただけです。
あなたの人生をどういう人生にするか最終決定権があるのはあなただけです。
周りに合わせるのはそろそろお終いにして、本当の自分で生き始めてもよい時期ではないでしょうか*