ニューエイジって何だろう?

ニューエイジとは

ニューエイジとはなんだろうか。写真撮影:Rignam Wangkhang.オリジナルに「New Age」のテキスト追加

“引き寄せの法則”や“思考は現実化する”などの考えが広まる一方で、それらが「ニューエイジ」という言葉として聞くこともあります。

あちこちで耳にする話題ですが、そもそもニューエイジとは何なのか、まとめてみました。

ニューエイジとは何?

ウィキペディアを見るとかなり詳しく説明されていますが、日本語にすれば「New Age = 新時代」です。

この言葉は、1976年に出版されたマーク・サティン氏の『New Age Politics(新時代の政治)』などによって広まったそうです。

書籍中では、“6面の牢獄(six-sided prison)”というものが人間を何百年も捉えている、ということがメインの部分で語られています。その6つとは、

  • 1:家父長制(patriarchal attitudes)
  • 2:自己中心さ(egocentricity)
  • 3:科学的で画一的なものの見方(scientific single vision)
  • 4:お役所的な考え方(the bureaucratic mentality)
  • 5:国家主義 – 外国人を嫌う(nationalism – xenophobia)
  • 6:大都市 – 自然への恐れ(big city outlook – fear of nature)

ということだそうで、今ある問題を乗り越えていく、新しい考えのことをニューエイジと呼ぶようです。

目に見える問題がメインで、目に見えない内面的な、引き寄せの法則などは出ていません。

その後、女優のシャーリー・マクレーン氏が1983年に出版した『アウト・オン・ア・リム』で、スピリチュアル的なニューエイジが世界的に広まります。

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幽体離脱や降霊についても触れられている本で、スピリチュアルブームを生んだきっかけになったようです。

ニューエイジの広まりから、日本では精神世界やスピリチュアルのブームが始まり、江原啓之氏や、“引き寄せの法則”の『ザ・シークレット』などが有名になってきたのでしょう。

かなりざっくりとですが、現時点で初めてこうしたものに接する人にとって、ほぼ「ニューエイジ=スピリチュアル=精神世界」ということで良いと思います。

こうした流れの中で、今に至って、「願えば叶う」のようなキャッチコピーで様々なスピリチュアル系のプロモーションがされているようです。

初めは新しい何かを生む可能性があったものも、時が立つに連れて徐々に荒れていくことは少なくありません。

いま、ニューエイジについての誇大表現が誤解を招きはじめています。

ニューエイジ(スピリチュアル・精神世界)が生む誤解

様々なプロモーションに使われる言葉は、マーケティングの一環で使われているのだと思います。

けれど、人は感情的に物事の判断をしてしまいがちです。

例えば宝くじ。買った方が損をする可能性が高いのに、合理的な判断より感情的な判断で購入する人はいます。

なので、「願えば叶う」と言われると、日頃の大変さから解放されるような気分になって心が軽くなります。「宝くじが当たったらどうする?」と言われて想像した時に似ています。それで、何かに頼ってみたりするのです。

現実逃避です。

ギャンブルとも言えるかもしれません。願えば叶うと信じて気持ちよく願い続けますが、現実は想像より変わりにくいので、次第に上手く行かないと感じ始めます。

すると、今やってる方法が間違っていたのではないかと思い、また別のスピリチュアルなりセラピーなり宗教なりを探して、指導者の元に通います。そして同じループに入っていきます…。

「私こそ本物だ」と主張する人の意見に左右されて、よりそのループの深みにはまることもあるでしょう。どんなに優れた教えや方法も、受け取る人によって理解の仕方や実践の仕方が違うので、真実や本当のことは、誰か他の人に教えてもらうことは出来ず、一人一人が自分で見つける必要があります。

人の意見を鵜呑みにせず、また自己中心的にも偏らないように、周りの人と本音で話し合った上で、自分なりの本物をが納得見つけられると良いと思います。

話は戻りますが、もちろんその瞬間だけいい気分をする目的で、ニューエイジと関わるのならリラクゼーションと同じなので心地よいでしょう。

ただし、その関わりが無いと不安になったりするのなら、お酒やタバコと似ているので、断酒断煙と同じように、メンタルの安定を保ちつつ断ニューエイジをしていく必要があります。

当たり前のことですが、願うだけで叶うことなんて、ありません。それが本当なら、今頃みんな何の悩みもなく、平和に暮らしています。

仏教徒として活動されているダライラマ法王はこう言っています。

(拙訳:私自身、仏教僧ですが、祈りだけで世界平和を実現することには疑いを持っています。その代わり、私たちは熱心に責任を持って行動に移す必要があります。)

行動が必要なら、プランを現実にする最短ルートを、理論的で科学的な考え方で実行すればいいんじゃないのか、という思いも湧いてきます。ニューエイジもスピリチュアルも精神世界も宗教も要らないよと。

じゃあ、ニューエイジやスピリチュアルには何の意味があるの?

ニューエイジ(=スピリチュアル・精神世界)の必要性

スピリチュアルは、心の平穏を保つための道になっているように思います。どんな人でも、傷つきますし、ストレスを抱えます。

例えば、ストレスを抱えたまま働いても、高い生産性は確保できません。作業は遅く、冴えない頭で仕事をしても捗らないでしょう。また、心にストレスが含んだ営業は、ただ結果を出すだけが目的となります。飲食店などサービス業のサービスも比較的低品質になります。

心の問題は理論的なことで解決できません。ストレスを抱えている人に、ストレスを抱えるな、と言うのは無理なことです。その解決策として、スピリチュアルは必要になります。

信じているものが大丈夫かチェック

少しだけ、チェック項目を用意してみました。

感情的になってニューエイジ的な誇大表現につられていないか、科学的になりすぎて心にゆとりが無くなっていないかのチェックです。

  • □ゴールに少しでも近づけている
  • □それを周りに聞いたら、YESという返事をもらえる
  • □本で読んだり人から聞いたことを鵜呑みにしない
  • □疑い過ぎて行動しずらい
  • □人と本音で話せている
  • □自分や一部の人だけが特別な存在だと思っていない

このチェックにYESと言えるのであれば、それはあまり問題ないと思います。

指導者の立場にいる方に素朴な疑問を本音で話せなかったり、人の話を鵜呑みにして自分で判断することを辞めているなどの状態でしたら、赤信号です。

まとめ

初めて精神的な内容を扱うものに触れた方にとって、ニューエイジも、スピリチュアルも精神世界も、同じようなものになっています。

大切なのは、日常の現実生活によい変化が生じ、それが新たな日常となり、さらによい変化へと進んでいるかどうか。

そうでないものとは、勇気を出して縁を切ることも必要になるでしょう。

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