瞑想って時間もかかるし面倒くさいことだけれど、日常生活の恋愛やビジネスでも役に立つ効果やメリットがあります。
成功者が瞑想の効果を知っていると思える例は多々あって、イチローや松下幸之助が瞑想を習慣としていたり、サッカーのFIFA本部の地下には瞑想ルームがあるほど。
マサチューセッツ工科大学とハーバード大学の共同研究では、8週間以上定期的な瞑想をした瞑想習慣のついた人は精神的な苦痛を和らげ安くなっていた、という研究結果があり、また他の研究機関でも瞑想の科学的効果は検証されているほど、世界で瞑想は注目されています。
瞑想で得られる効果は一体どういうものなのか?なぜ得られるのか?を紐解いていきたいと思います。
瞑想の効果
瞑想の効果を一言で言えば、「自分らしさを取り戻すこと」です。これが瞑想の唯一の目的と言っても良いかもしれません。
じゃあ自分らしさって何のこと?
私たちは、社会で生きていくうえで”仮面”をつけていると考えられます。それは「私は○○です。」という自分を職業や役割で定義づけること。これを一つ一つ取り除いた先にあるものが、自分らしさです。
仮面を付けていると、視野が狭くなって、新たな気づきやインスピレーションが減ってしまいます。
ビジネスでは事業計画が上手くいかないことにも繋がりますし、恋愛では同じような人ばかり好きになって失敗のサイクルに入ってしまったりします。
例えば、「私はじっくり物事を考えるのが苦手だから」という間違ったセルフイメージがある場合。本当はじっくり物事を考えられるのだけれど、ただ慌ただしい生活を送っていたからじっくり考える時間が無いだけだった、というだけかもしれません。
日常生活って、同じようなことの繰り返しで流れているので、「じっくり物事を考えるのが苦手」と錯覚してしまうと、なかなかそれが本当は違うという事に気づきづらい。
つまり、本当の自分ではないものを自分ではないと思ってしまうんです。
本当に自分は誰で、何者なのかが分からない状況を、お釈迦様は「無知(無明)」と言ったのだと思います。無知状態にあると、生きがいを感じられなかったり、なんでこんな仕事してるんだろう?となかなかやる気のスイッチが入らなかったりもします。
なぜ瞑想に効果があるのか
ただ目をつぶって瞑想しているだけで、本当の自分を取り戻すなんて難しいんじゃない?と疑問が浮かんでも不思議じゃないです。
目をつむるくらいなら、いつでもどこでも出来ますし。ただ、瞑想が目をつむるだけと違うのは、「考えない」時間を設けていること。
瞑想はイメージングと違って、まず何も考えない時間を作る必要があります。頭の中に巡っていることを、一旦すべて流してしまうんです。
なぜかと言えば、今までと同じ思考回路で何を考えたって、その延長線にしかならないので、同じような結果しか出ないわけです。であれば、一回、思考を止めてリフレッシュする時間が必要になります。
アインシュタインが”いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません。”と言ったように、同じ思考回路ではブレイクスルーは出来ないので、新しくアップデートする必要があるのですね。そのために、思考を止めます。
思考を止めることの何が良いの?
何にも考えないのがそんなにすごいことなのか?と思うかもしれませんけれど、これがなかなか良いのです。
例えば自分の脳みその使える領域の100%を既に使っていたとしましょう。そこで瞑想をして、脳みそを使う領域を80%くらいに減らしてみます。すると、20%の隙間ができますね。そこから、今までの思考回路では生まれなかった新しい着眼点や発想が生まれる可能性を作り出せます。
恋愛なら、自分に合った人との出会い方や、パートナーシップに関して自分が持っていた思い込みに気づければ、もっと上手くいくようになります。
仕事なら、新しい技術を思いつくかもしれませんし、仕事に対する発想が転換されてもっと良い仕事が出来るようになるかるかもしれません。
思考が現実を生み出している
「思考は現実化する」と言われるように、私たちはまず”思考”してから”言動”というアクションを起こします。それに連鎖して、人間関係・仕事・恋愛・経済状況・居住環境・立ち振る舞い・趣味などの現実が構築されています。
なので、絶え間なくで自動で働いていて、変化する余裕のない思考を一度止めてあげることで、変化できる隙間が生まれて、その結果、現実も変わってくるのですね。
瞑想によって変わる現実生活
瞑想で得られる自分らしさを原動力とせず、執着や念で現実を動かすこともできますが、相当な無理をする必要があります。例えば、お金が必要であまり好きではない仕事を頑張るけれど、体はもうズタボロに疲れてしまうという現実。頑張って働く一家の大黒柱のような、美しい働き方のような印象も受けますが、心身にはすごく負荷が大きいと思います。
苦手な取引先や上司、面倒くさい仕事はなるべく避けたいという思いが頭によぎっていたら、こちらの思考回路が動いているかもしれません。
でも、瞑想を行うと、本当の自分らしさが何なのかが少しずつ分かってきます。使命というと大げさですが、生きているうちにやっておきたいことが、頭に浮かぶようになってきます。頭に浮かぶだけでなく、心からそう思えるようになるはず。
すると、苦手な取引先とどう付き合っていけばいいかも自然と答えが分かってきたり、上司も別にどうってことないや、というように変わってきます。同じ現実を生きていても、思考回路が変わるだけで景色が全く変わってしまうのだから不思議です。
瞑想を通じた自己実現のプロセス
瞑想をして自分らしい自己実現をするためには、自分自身と向き合う時間が増えていきます。特にエゴや自分の持っている暗い部分を明るく変えていく作業が増えてくると思います。この作業を進めていくと、自分らしい自己実現が進んでいくのですね。
やっぱり、今ある環境から飛び出すというのは勇気がいります。けれど、今の環境に留まるということは、それを好む思考回路が自分の頭の中で巡っているという事。それはある種の執着なのです。
自分の思考に潜む暗がりに、光をもたらす必要があります。さっきまでは仕事の例だったので今度は恋愛の例を出しますが、「恋愛は戦いだ」という思考があれば、良い人をめぐって奪い合うという発想になってしまいます。きっと、過去の恋愛や今まで見てきたものからそういう思考回路が出来上がっています。
でも、これでは良いパートナーと巡り合うのも難しいでしょう。だって、良い人を見つけたとしても奪い合い、付き合った後も奪い合いですから。その流れは続いていきます。それでは、本当に自分が望んでいた現実(愛のあるパートナーシップ)は手に入らないのです。
こういった自分でも気づけない無意識に潜んでいる根本的な思考回路を見つけて、より良いものに変えていくプロセスが、瞑想を通じて自己実現をしていく時には起こってきます。少しずつ、自分らしさへと近づいていくのですね。
この流れを促進したい場合はアデプトプログラムを受けてもらうと、よりスムーズに変化を進められます。サロンで行っている2日間のセミナーで、スピリチュアルな基本的な理解とエネルギー的なサポートを行っています。
瞑想で顕れる自己実現の可能性
瞑想の効果は多岐にわたり、何か一つに限定することは難しいです。それもそのはず、本当の自分に戻っていくのだから、可能性は無限大にあるはずです。生まれた瞬間に職業を決められてきた人なんていなくて、どんな仕事をしたって、どんな生き方をしたって良い、無限の可能性というのが常に私たちにはありますから。
もちろん、無限の可能性を現実化していく時には、法律や今手元にあるものなどによって制約が生まれますが、自分の意図したことに沿ってそれらを活用できるようになっていくでしょう。
瞑想を取り入れている人の職業が幅広いことも、それを物語っています。
・スポーツ選手: イチロー
・経営者: 松下幸之助
・お笑い芸人: 品川庄司の品川
など…(敬称略)
瞑想の具体的な効果16例
初めのうちはなかなか瞑想の効果を実感しづらいかもしれませんが、継続していくことで徐々に瞑想の恩恵にあずかれるようになってきます。ここでは瞑想をすることで得られる具体的な効果の例を16個リストアップしました。
1.心の落ち着きが得られる
いつも何かに不安を抱えている人は、その不安が徐々になくなっていくことを気づくことでしょう。
自分が抱えている不安が嘘だったかのように消える人もいます。
無意識のうちに作ってしまっていた「被害者としての自分」という固定概念への気付きも大きな良い原因ともなります。
2.クリエイティブになる
瞑想をすると過去の思考音パターンから少しずつ離れていくため、マンネリ化が減ってクリエイティブになります。
今までと同じような発想や行動ではなく、新しい物事を生み出していけるようになるのです。
逆に一旦クリエイティブになった習慣が身につくと、長い間新しい発想を生み出すことが出来ます。
3.体調の改善
病は気から。瞑想によって体の気が整えられ不調が改善するケースもあります。ストレスがかかると胃がキリキリと痛むのは、心と体の繋がりを感じる顕著な例です。
瞑想をして気を落ち着け、内臓が休まることで体に元々備わっていた気を取り戻し始め、体調にも良い効果があるでしょう。
瞑想で行うゆったりとした呼吸法は血流も良くなり、内臓が活性化されるような感覚があります。
4.慌てなくなる
問題が起こった時に焦りすぎることなく冷静に対処できるようになります。
人見知りの人は少しずつ落ち着いてくるでしょう。また、お茶をこぼしてしまった時などの咄嗟(とっさ)の対応も丁寧に出来るようになってきます。
5.本当に好きなことがわかり始める
瞑想で今までの思考回路や、いつも同じようなモノの捉え方をする事を手放すことで、新たな自分の発見があります。
過去の経験に囚われず、純粋に楽しくて熱中してしまう本当に好きな事の発見が起こってくるでしょう。
6.ストレスが減る
溜まっていた不満やイライラを吐き出すので、徐々にストレスが減ります。心身ともにエネルギーの浪費が減り、精神的に健康な生活を送れるようになっていきます。
7.集中力が増す
眉間を寄せるような集中ではなく、リラックスしつつも一つのことに意識を向け続ける力が増してきます。
集中力があると仕事がはかどったり、コミュニケーションが問題なく円滑に出来るなど、取り組んでいる目的に向かってまっすぐと進むことが出来ます。
緊張している訳ではなく穏やかな集中状態は瞑想で得られる独特な効果と言えるでしょう。
8.物事を俯瞰できるようになる
目先のことだけでなく大局的に物事を捉えられるようになり、目指すゴールへ確実に到達する願望を実現する力がついてきます。
恋愛においても仕事においても短期的に良い事だけではなく、長い目で見てより良い未来に繋がっていけるようになるでしょう。
9.優しい言動が取れるようになる
心に余裕が出て相手の立場に立つ余裕も生まれ、共感能力が開花してきます。
人が必要としていることが分かってくるようになり、それを実行した結果大きな恩返しを受け取ることもあり得ます。
10.洞察力・判断力が増す
冷静に事象を見ることが出来るようになり、選択への迷いが減ります。
経営者が瞑想を行うのは、この効果を十分に体感しているからかもしれません。
人生はある意味で選択の連続ですが、その一瞬一瞬の判断をより深い洞察力をもって下していくことが出来るようになります。
ここぞという時の決断に強くなるでしょう。
11.眠っていた才能の開花
瞑想で心を鎮めると、過去の経験から影響されないありのままの自分が少しずつ分かってきます。
本来持っていても活かす場面がなく宝の持ち腐れとなっていた才能の気づきと開花が促されます。
小さい頃から鎖を解くことが出来ないとしつけられたサーカスの象が、大きくなってから鎖を解くことが出来ないと信じこみ試してみないのと同じで、人間にも出来ないと思っているだけで、やってみたら出来る事は多々あるものです。
12.悪癖の減少
誰しも悪い癖を持っているものですが、瞑想でネガティブな感情による反射的な行動が落ち着くことで悪癖が減少します。
その結果、その人らしい魅力が出て来て人を惹きつけるようになるでしょう。
13.前向きになる
否定されたり、思うようにいかない時はネガティブになりがちですが、瞑想の効果として今の自分を受け入れられるというものがあります。
受け入れられない原因が、それほど大きく自分自身と関係していないことに気づきやすくなるためです。
その結果、誰かと変えることのできない自分の存在を認めてポジティブになっていきます。
14.気づきを得る
物事の本質に気付き腑に落ちることが増えます。
また、日常生活の出来事をきっかけとして普遍の事実への気付きも起こってくるため、大きな事実の発見に喜びを感じることもあるでしょう。
例えば、ことわざの本当の意味を体験するかもしれませんし、尊敬する人の言った言葉の真意を知ること、名言が示す深い意味などを感じ取れるようになっていくことがあります。
15.直観が冴えインスピレーションが湧き始める
何の脈絡もなく何かをしようと思ったり、何かが気になって仕方なくなる時が出てくる時もあります。
直感力が冴えてくるのは瞑想の効果として顕著な例といえるでしょう。
初めはなぜそれが気になるのか全く意味が分からないかもしれませんが、インスピレーションに従っていくことで意味を知ることがあります。
ただしただの望みとインスピレーションの違いを区別することは難しいので、時として非常識なインスピレーションが想像もしなかった素晴らしい結果を生むこともありますが、常識を併せ持つことも大切です。
16.影響されにくくなり、影響する側になる
瞑想で揺るぎ無い自分自身の拠り所を知ると、誰かの意見に一喜一憂したり大きく人の意見に流されることが減ってきます。
逆に、自分自身が良い影響を及ぼしていく立場になってくるでしょう。
まとめ
主要な瞑想の効果についてお伝えしましたが、ここではまだ書ききれないほどまだまだあります。
これだけの効果が得られるのなら、セレブや成功者が瞑想するのはとても自然なことです。
ぜひこの記事を読んだあなたも、瞑想を日々の生活に取り入れてみてください。
きっと毎日がより心地よく楽しい物になります。
瞑想をしたいと思われましたら私達夫婦で瞑想会を定期的に開催していますので、ぜひご参加下さい。
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