遠隔のヒーリングは離れて行うのに、本当に効果があるの?と疑問に思うこともあるでしょう。
対面のヒーリングよりも効果が薄いように思う方もいると思います。
しかし、離れた場所にいてもヒーリングエネルギーを送ることが出来ると、遠く離れた場所にいる誰かを助けたいときや、近くにヒーラーがいないけれど自分が受けたくなった時に、とても助かります。
この記事で遠隔ヒーリングについて知り、実際の活用方法も知っていただけましたら幸いです。
遠隔ヒーリングの仕組み
離れている相手にもヒーリングエネルギーを送ることが出来るのが、遠隔ヒーリングの大きな特徴です。
ただし、普通の治療などが直接触れて行うことから、離れていても効果があるのか不安に思う方も少なくありません。
実際に、遠隔ヒーリングを受けようと思ったときや、誰かに遠隔ヒーリングをしようと思ったとき、効果の確証を持てないことが少なからずあるでしょう。
以下に遠隔ヒーリングの仕組みについて紹介しますので、その不安感を解消していただけたら幸いです。
どうやって時空を超えるか
遠隔ヒーリングは離れていても出来る:空間を超える。
過去に負った心の傷なども癒せる:時間を超える。
どうやって時空を超えるかは、時間と距離の概念を知るとわかります。
“距離”の超え方
私たちは、イメージすれば東京のこともハワイのことも、すぐに頭に浮かびます。
イメージの主体であるマインドは、距離をいとも簡単に移動するのです。
物理的で3次元にある物はそう簡単に移動することは出来ません。しかし、想いや念という精神的なものにとって、距離というのは0に等しくなります。
どれだけ離れていても、瞬間移動出来てしまいます。
ヒーリングエネルギーも同じように精神的なものなので、距離を問題としません。
また、人は3次元の肉体を持っていますが、同時にチャクラや磁場など3次元を超えた体も持っている、多次元的な存在です。
ヒーリングエネルギーは、3次元以外を経由して、3次元まで癒しのエネルギーを届けます。
もちろん、心など3次元を超えた部分も癒していけます。
“時間”の超え方
私たちは、過去・現在・未来という三つの時間軸の中で生きています。
しかし、実際には「現在」の連続なのです。
- 過去の自分が生きていたその時間は、過去の自分にとって「現在」
- 未来に生きている自分が生きるはずのその時間も、未来の自分にとっては「現在」
になります。
人間は、「現在」という時間の連続を生きているので、「現在」という共通した時間を通じて、過去や未来を超えて、ヒーリングエネルギーを送ることができます。
対面ヒーリングとの効果の違い
時空を超えられるのなら、遠く離れているヒーリングも、対面でのヒーリングも、仕組みとして効果は変わりません。
ただし、対面ヒーリングが出来るのに、遠隔ヒーリングをしている場合は、ヒーリングエネルギーそのものが弱まる可能性があります。
例えば、少し電車や車に乗れば苦労なくヒーリングをしたい人に会えるのに、遠隔ヒーリングをするという時。
ヒーラーは愛に満ちた行動をしているとは、言えないのではないでしょうか。
「ちょっと動くのが面倒くさいから遠隔ヒーリングにしよう」、という不純な目的から始まるヒーリングが、良い癒しをもたらせる可能性は低いです。
遠隔気功との違い
名前やヒーリングの手法が異なるだけで、基本的に同じです。
よく以下のように言われます。
- 気功は自分のエネルギーで治す
- ヒーリングは天からいただいたエネルギーで治す
しかし、その逆も言えて、ヒーリングが自分のエネルギーで治すこともあります。
手法が東洋的な気功であろうと、西洋的なヒーリングであろうと、気功師・ヒーラーの意図によって、どのようなエネルギーが流れるかは変化します。
良い意図を持った行動であれば、良いヒーリングエネルギーが流れます。
効果
遠隔ヒーリングの効果は、対面でのヒーリングと同様です。
ヒーリングの効果を確認したい場合は『ヒーリングとは何か』の、”2.ヒーリング効果”を見てみましょう。
遠隔ヒーリングの使いどころ
対面ではなく遠隔でヒーリングが必要というときは、下記のような時になるケースが多いです。
仲が悪い人だからといって、合意が取れていないのに、勝手にヒーリングエネルギーを送ることは控えましょう。
誰でも勝手に薬を飲まされたくはないはずです。
自ら癒されようとする意図があって初めて、ヒーリングエネルギーが受け取られます。
家族
- 家族が旅行に行っているときに急に体調が悪くなった
- 実家の家族の体調が悪くなって入院してしまった
- 少し認知症が始まっている祖父母がいる
- 夫・妻の体調が芳しくない
恋人
- カゼで寝込んでしまった彼 / 彼女に
- 飽気性・浮気性を治したいと思った時
- 恋人が精神的に傷ついたとき
同僚
- 体調が悪そうな時
- 妊娠してつわりのある時
- 深く事情を聞けない雰囲気で、元気がなかった時
ペット
- 老衰して来たとき
- 足を悪くしたとき
- 避妊手術などの後
- 目を悪くしたとき(顔を手で塞がれるのを嫌がる)
自分自身
- 体調の優れないとき
- ケンカをして傷ついたとき
- 禁酒・禁煙に取り組むとき
遠隔ヒーリングの実例
実際に遠隔ヒーリングがどのように使われているかをお伝えします。
精神病と診断された方に
薬をもらって精神を安定させている方から、「ちょっと送って欲しいです」と連絡が来ました。
控えめな言葉ですが、急を要することだと思われたため、すぐにヒーリングを開始しました。
いてもたってもいられない状態だったようですが、15分くらいすると大分精神的に落ち着いて来て、「ありがとう、落ち着いた」と連絡をいただきました。
失恋した時に
長年お付き合いしていた男性と分かれた女性、ショックは小さくありませんでした。
あまりのことで立ち直れず、その日は悲しみでいっぱいで、ゆっくりヒーリングを受ける時間を取れるほど落ち着いてはおらず、「疲れて眠りますが、眠っている間に送っていただけますか」ということで、眠った後にお送りしました。
翌朝起きてみると、とても晴れやかな気分で羽が生えたかのようにスッキリしたとおっしゃっておりました。
今までの自分に整理がついたようです。
急な腹痛に見舞われた友人
夜中、寝る前に遠くはなれたところに住む友人から、「お腹が痛い」と連絡がありました。
胃腸が強くない友人でいつも苦労していましたが、どうしても痛いからということです。
早速、遠隔ヒーリングを開始すると、15分たった辺りで痛みが和らいで来たと言われ、そこから続けて25分間ヒーリングエネルギーを流したところで「治った!ありがとう。これで寝れるわ。」と、快調なことの報告を受けました。
祖父母への遠隔ヒーリング
認知症の症状が見え始めている祖父と、祖父の世話をしながら働いていて疲れた祖母に、ヒーリングをしてほしいと母から連絡がありました。
かなり祖父母の家までは離れていて、すぐに行ける距離ではないので、遠隔ヒーリングをすることにしました。
見られた状態として、祖父は物忘れ。祖母は仕事から肩こりと、またストレスから胃に負担を抱えていると言っていました。
ですので、祖父には頭へ、祖母には頭と肩と胃へとヒーリングエネルギーを流していきました。
50分ほど流し続け、翌日感想を聞いてみると、祖父の頭がはっきりしていて物忘れが減ったこと、祖母は朝すっきりと起きられ体が軽くなったと言ってもらえました。
皇帝への遠隔ヒーリング
その昔、皇帝とまみえて直接触れて医療的な高位をすることが出来る人は少なかったそうです。
ですから、祈祷師やヒーラーは、ベール越しから皇帝へ遠隔でヒーリングを行いました。
相手が皇帝ということもあり、その効果によっては自分自身の名誉や、時として命にまで関わることでしたので、一生懸命になって取り組んだ、という例もあるようです。
遠隔ヒーリングを送るときの4つのコツと注意点
遠隔ヒーリングは対面ヒーリングと異なり、目の前にクライアントがいるわけではないので、自分がどれだけ良い状態になり、維持できるかが難しくなります。
やはり良いヒーラーであるためにはトレーニングが必要になりますが、良いヒーリングが出来る時はどのような状態なのかを、ご紹介します。
愛
時空を超えて宇宙の至る所に遍在する、愛のエネルギーに繋がっています。
愛情という感情とは異なる、全てを受け入れ包む大きなエネルギーです。
感謝
だれが敵でだれが味方かという概念を超えて、全てに対して感謝します。
感謝とは有り難うという言葉に表されるように「有る」ことが「難しい」状態のこと。つまり奇蹟的な状態のこと。
今この瞬間にいられる奇蹟を、全身で感じ取れています。
慈悲
人を慰めようとする慈悲の心を持つこと。
それは優劣をつけることではなく、人種や性別、年収や国籍、病人かどうかなどのレッテルを超えて、人類という共通点を持つ対等な存在に対する優しさです。
ネガティブな感情のコントロール
心にある不安や心配、怒りなどを解放する必要があります。
とりわけ、大切な人が病気になったとき、肩の力が入りがちですが、返ってヒーリングの妨げになってしまいます。
特にヒーリングをしようとする人は、誰かを助けようとする優しい心があり、情緒豊かで感傷的になりがちな傾向にあるので、感情のコントロールが必要になります。
愛や慈悲はヒーラーの持つ大切な質ですが、感傷的になるのは別次元のことなのです。
注意:死と遠隔ヒーリング
家族や友人が危篤になった時、何か出来ることをと思い遠隔ヒーリングをするケースがありますが、注意点があります。
それは、ヒーリングは死を免れるためにするものではないということです。
もちろん、ヒーリングによってそのようになる場合もありますが、例えば延命治療をイメージしてみてください。
肉体は完全に衰え、役目を終えています。
本人が冷静に考えれたとして、生きることを望んでいるでしょうか。
肉体での学びを終えて、魂の世界に旅立とうとしているのを、無理矢理引き止めてはいませんか。
こうした場合のヒーリングは死を免れるためにするものではなく、その人の心を癒し、安らかな旅立ちを支えるものになるでしょう。
私たちには平等に生と死が与えられており、それは目に見える世界から目に見えに世界に移行する一つの変化で、それ自体は悪いことではありません。
本当に人を助けることはどういうことなのか、という視点が欠落しないように注意が必要です。
まとめ
遠隔ヒーリングは時空を超えて行えるもので、いざという時に、家族や友人、恋人が困った時に手を差し伸べることが出来ます。
またあなた自身が困った時にも、遠隔ヒーリングを受けることで、その状態が改善されていく可能性があります。
もしあなたが、良い遠隔ヒーリングを出来るようになりたい場合は、その道も開かれています。
ヒーラーとしての素地を作り、自分を高めたい方のためにも、以下の無料メール講座を作成してありますので、ぜひ活用していただければと思います。