ケセド
ケセド
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ケセドはカバラにおける第4番目のセフィロート(天球)です。

「ケセド」について、書籍から得た情報と、僕がミステリースクールでゲブラーにアセンションした期間の体験をご紹介します。

ケセドとは

英語で”Chesed”と書くので「ケセド」や「チェセド」と呼ばれます。また別名には「ゲデュラー・ゲドゥラー」も。

割り当てられる象徴的意味は「慈悲」。そのゆえんを深めます。

ケセドの特徴

ケセドの慈悲は、隣り合わせの第5セフィラー”ゲブラー”の峻厳(しゅんげん)とセットで考えるとしっくりきます。

峻厳である削り取る力とは真逆の慈悲。特徴は無尽蔵に増幅し与えられる豊かさです。

ミステリースクールのカバラでは、いかにして宇宙が無尽蔵に与える豊かさを引き出すか?をケセドにアセンションして学んでいます。

引き寄せ“と言われるものと似ています。

ケセド=豊かさ

ケセドに割り当てられている惑星は「木星」で「豊かさ」という意味があります。

第7セフィラー”ネツァク”の象徴である”勝利”して得るものと違い、ケセドの豊かさは無償で与えられるもの。

宇宙からは無償で太陽の光が降り注ぎ、作物を育ててくれます。地球でも無償で雨が降り水の恵みがあります。

だけど、与えられっぱなしだと、僕たちは怠惰になってしまうのです…。僕の悪癖をさらしますね笑

ケセドの悪い状態

僕は成人するまで何不自由ない暮らしをさせてもらいました。

なので、何でも与えてもらう性格になり、カバラを学ぶまで「誰かが何とかしてくれる」と思っていて、家計やキャッシュフローの管理も苦手でした。

いわゆる”甘えすぎ”がケセドの悪く働いたときの特徴です。

このような時は、ケセドと反対側の柱にある「ゲブラー」のエネルギーを使って軌道修正をする時です。ビシッと締める必要があります。

象徴的ですが、妻は小さいころ食べていくのも精一杯な暮らしも経験したので、家計のことはしっかりとしてました。お父さんはどこかに行ってしまい助けてくれないし、ぼけーっとしてたら食べられなくなっちゃいますからね。自分の身は自分で守ってきたのだと思います。

書籍に書かれるケセド

カバラの重要なテキストに『セフェール・イエツィラー』という本があります。

洋書は各出版社からAmazonに。日本語版はミステリースクールの物販で購入できます。リンクはこちら

その中でケセドは「すべての神聖な力を含むので、測定し、凝縮し、受容するものと呼ばれる。あらゆるスピリチュアルな美徳を流出する。」と書かれています。

宇宙は万全に神聖な力を引き出せる準備ができてるのに、なぜ僕の人生ではその素晴らしさを享受できないことが起きるのでしょう…?それが疑問ですよね!

原因は、引き出すものを自ら限定しているから。例えば「これくらいで十分」という妥協の心があります。

生命の樹を振り返ると、第1セフィラー”ケテル”の象徴は「王冠」であり、最後の10番目のセフィラー”マルクト”の象徴は「王国」。

つまり、僕たちが王/女王として生きるツールがカバラで、宇宙には必要なものが全て手配されてます。

なので「ある程度で十分」と決めるのもありなのでした。そうはいっても、本当は生きたい本来の人生を諦めることも多々ありました。

それは、知らないうちに選択肢を制限されているから。ここから自分の王冠を取り戻し、本来の人生を生きるのがカバラを使う人生なのですね。

ケセドの特徴を表でまとめました

ゲブラーとケセド

ケセド ゲブラー
慈悲の柱 峻厳の柱
慈悲 厳しさ
優しさ 勇気
形成 破壊
木星 火星
理想 現実

ケセドに対応する様々な概念

ケセドに対応する概念
神の名前 エル
大天使 ツァドキエル
天使の位階 カシュマリム
称号 慈悲
惑星 木星
タロット 4つ組の4のカード
ヘブライ語表記 ChSD(ケト サメク ダレト)

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