コクマー
コクマー
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コクマーはカバラにおける第2番目のセフィロート(天球)です。

申し訳ないのですが、学びをシェアできることがまだありません。随時、追記していきます。

書籍からの情報はシェアしていきます。

コクマーとは

英語でchokhmahと綴ることから、「チョクマー」と呼ばれることもあります。

セフェール・イェツィラー(形成の書)においては「光を照らす知性」と言われます。

非常に概念的な話になりますが、ケテルの反映として生まれるコクマーは、「無」であった世界に2つ目の点としての役割を持ちます。

ケテルだけの時は点が1つあった状態に対し、コクマーが生まれると点と点が繋がって線となります。

静止していた点が、線を作るようになる動きが生じ、世界の創造を推し進めます。

アインソフの無限のエネルギーはケテルにて「点」として静止・限定されていましたが、コクマーにて初めてエネルギーは「線」という方向性を持ちます。

コクマーに割り当てられる象徴的意味は「知恵」です。

カバラの4つの世界においては「創造・ブリアー」の世界に属し、ケテル・ビナーと共に「至高の三角形」を形作る。

コクマーと対応する様々な概念

コクマーに対応する概念
神の名前 ヤー, イェホヴァ
大天使 ラツィエル
称号 知恵、至高の父、テトラグラマトンのヨッド
惑星 黄道十二宮・恒星
ヘブライ語表記 ChKMH(ケト カフ メフ ヘー)

イェホヴァについて

ヘブライ語でIHVHと綴り、本来はこの語の発音は「イェホヴァ」ではなく、正しい秘密の発音があるとされています。

イェホヴァの意味は、ケテルの神名AHIH(エヘイエ)と似ていて「有る」という意味です。

イェホヴァはコクマーの中に含まれているマルクトまでを意味するとされています。

IHVHの文字は置き換えることが出来るとされていて、またAHIHやIHVHなどの4文字の神の名前は「テトラグラマトン」と呼ばれます。

この文字を置き換えると、黄道十二宮の数と同じ12が浮かび上がってきます。

ラツィエルについて

名前に神の神秘という意味を持つ。

座天使の長で七大天使の1人。

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