瞑想とぼーっとする事の違い/両方ともやってみた経験談+科学的根拠
瞑想とぼーっとする事の違い
更新:

ヒロノブです。瞑想を続けて11年ほど。瞑想と単にぼーっとした時の違いは、瞑想は心と頭が整えられるけれど、ぼーっとしてもそうならないということ。

「ぼーっとしてればいいのなら、いつもやってるから瞑想しなくていいよね」という誤解が生まれるかもしれないので、科学的な根拠と経験をもとに、違いを解説してみます。

科学的には脳の働きが全く違う

瞑想中は、脳内での可視化・ヴィジュアライゼーションが活発であることが科学的に示されています。同じモダンミステリースクールで活動する医師の野宮先生が研究結果を調査してくださった内容がこちら。

“通常の横になった休息状態”を基準として、(中略)“行動に移る準備”は通常の休息状態に比べて“非常に低い”と回答する人が多く(p<0.05)、“頭の中の視覚イメージ”については休息時に比べて“非常に活発”(p<0.05)と回答した人が多いことが分かります。この結果からも、リラクゼーション瞑想(ヨーガ・ニードラ等)は“ただ横になるだけ”とは明らかに違う状態になっているようですね。リラクゼーション瞑想と脳内物質ドーパミンについて

科学的にも違いが示されていますが、瞑想を実践してもハッキリと違いを体感できます。ヴィジュアライゼーションが活発なので、心に何を入れるか選べる状態にあるのだと思います。心に良いものを取り入れる目があれば、心は整っていきます。

雑念を流し脳を整えるヴィジュアライゼーション

科学的にはヴィジュアライゼーションが活発という事実と関連して、瞑想の雑念を流すテクニックに、川の流れを使ったヴィジュアライゼーション・視覚化があります。頭に浮かぶすべてを流すことで、頭の中を整理する方法です。

単にぼーっとしている時は、自分の頭にある雑念は流れないので、脳内は整わず、ただ漫然と時が過ぎていきました。

実際に、瞑想をすることで仕事がはかどった経験はありますが、ボーっとしても仕事ははかどりませんでした。瞑想で感じられた効果の実体験と科学的根拠は『瞑想の効果/実体験と科学的エビデンス』にまとめています。

雑念を流すテクニックや瞑想方法は『瞑想のやり方&必要な準備と知識/全てまとめました【保存版】』でご紹介しています。

心の姿勢も全く違う

瞑想とボーっとするときで、自分の心の姿勢も明らかに違いました。瞑想は進んで行いますが、ボーっとするのは疲れや嫌なことから現実逃避したい時に行っています。

瞑想:積極的に自分の心に触れる行為
ボーっとする:消極的に自分の心から離れる行為

積極的な行動は意志が明確で、バイタリティも湧き、幸せも感じられます。反対に、消極的な行動は、なぜその行動をしているか分からず、出来事の被害者になることが多いです。潜在意識の影響が大きいです。

瞑想をすると脳内が整理されて、消極的な行動も減りますので、得られる恩恵はとっても大きいです。